HUAWEI TruSportスポーツ科学に基づくモニタリング

HUAWEI TruSportTM

HUAWEI TruSportTM スポーツ科学に基づくモニタリング
HUAWEI TruSportTM は、ファーウェイのウェアラブルデバイスに搭載された、ランニング能力の向上をサポートするシステムです。装着して走ることであなたのランニング能力を科学的に評価・分析し、
パーソナライズされたトレーニングを提案します。
HUAWEI TruSport
1
現在の走力を数値化
する方法とは?
自分に合った運動強度
を判断するためのスマ
ートウォッチの活用法
とは?
 
2
3
適切なトレーニング
時間を知る方法
現在の実力と希望
する目標に合わせた
定期的なトレーニング
計画の立て方。
4
5
正しいランニング
姿勢の習得方法
上記の答えを、HUAWEI TruSportTM が見つけてくれます
quantify your running ability
現在の走力を数値化する方法とは?
ランニング能力指数

ランニング能力指数は、あなたが最高のパフォーマンスを発揮した時の持久力とランニング能力を算出し、フルマラソンやハーフマラソン等でのパフォーマンスを予測するものです。

HUAWEI TruSportTM に対応したスマートウォッチをランニングのワークアウトモードを起動した状態で装着し、走ることで計測してくれます。ランニング能力指数は、最大強度で走らなくても、検出されたペースや心拍数などのデータに基づいて算出されます。ランニングが終わると、ランニング能力指数を確認することができ、現在のランニング能力を知ることができます。

running ability index
ランニング能力指数レベル 予想タイム ランニング能力指数
マラソン世界記録 2:01:39 85.3
フルマラソン2.5時間 2:30:00 69.2
フルマラソン3時間 3:00:00 56.4
フルマラソン3.5時間 3:30:00 46.7
フルマラソン4時間 4:00:00 40.7
自分の実力を知る

「ランニング能力指数」は、ランニング競技において、どの程度のパフォーマンスを発揮できるかを知るための指標です。ランニング能力指数に基づいて、5 km、10 km、フルマラソン、ハーフマラソンのタイムを予測することができるため、
ランナーは自分のレベルを把握し、レースに向けてより良い準備をすることができます。

performance prediction
determine the right exercise intensity
自分に合った運動強度を判断するための活用法とは?
運動強度を区間毎に分けることは、トレーニングの重要な基礎になります。異なる運動強度のインターバルトレーニングは、異なるトレーニングの目的に対応します。一般的に、運動強度は心拍ゾーンとペースゾーンに分けられると言われています。
心拍数ゾーン

ランニング時の心拍数ゾーンは、通常、安静時心拍数を考慮した心拍予備量によって測定され、より高い精度で個人個人のトレーニング要件と合致します。心拍予備量とは、運動中に動員できる心拍数の範囲のことで、運動中に到達した最大心拍数から安静時心拍数を引いた値として定義されます。
予備心拍数ゾーンの計算式:そのゾーンの予備心拍数の割合×予備心拍数+安静時心拍数

heart rate zone
トレーニング強度 (ペース) ゾーン

ペースゾーンとは、トレーニング強度を異なる区間に分けたものです。ペースゾーンはトレーニング強度の測定に使用でき、目的に合わせたトレーニングの指針として使用されます。ペースゾーンと心拍ゾーンには対応関係がありますが、トレーニング中に必要な強度が切り替わったとき、実際の運動心拍数の変化とペースにラグが生じることがあります。このとき、トレーニング強度の基準としてペースゾーンを参照することができます。

ペースゾーンの区分は、「ランニング能力指数」と関係があります。同じペースゾーンでもランナーによって数値の幅が異なるのは、そのレベルの違いをおおよそ反映しています。トレーニング期間中に、走力とランニング能力指数の両方に変化が現れることがありますが、変化したデータをもとにペースゾーンを再計算して設定することもできます。

pace zone
appropriate training time
適切なトレーニング時間
を知るには
トレーニング負荷機能は、運動量、ストレス、運動後の回復量を測定し、日々のトレーニング量の参考にすることができます。上級ランナーやエリートランナーには、長期間の体系的なトレーニングによる体力・疲労度指数と現在のトレーニング指数が時間経過とともに更新され、無理のないペースで段階的にトレーニングを行うサポートを行い、科学的にパフォーマンスを向上させることができます。
トレーニング負荷
トレーニング負荷は、走行距離と走行時間から算出され、さらにランニングトレーニングによる身体へのストレスも考慮されるため、より正確に身体への影響を把握することができます。トレーニング負荷は、ランニングを行った時間内に蓄積したトレーニング強度をもとに測定されます。
7日間の日別トレーニング負荷を棒グラフで表示し、連続した7日間のトレーニング負荷の変化を提示します。トレーニングを実施すると、トレーニング負荷が上下に変動し、自分の負荷量がわかるため、高負荷のトレーニング後に身体を適切に休ませることができます。一定の回復期間を経てから、さらに高負荷のトレーニングを行うことで、オーバートレーニングを防ぐことができます。
Training Load
Training Load
有酸素 / 無酸素トレーニ
ング ストレス
運動中は、有酸素系と無酸素系が同時に働くことがあり、身体への負荷を、有酸素系と無酸素系トレーニングストレスに分類しています。有酸素トレーニングストレスとは、一つの運動で身体の有酸素システムに生じるトレーニング刺激のレベルを指します。有酸素トレーニングストレスは、有酸素代謝と脂肪燃焼効率の改善に役立ち、有酸素運動の持久力や運動パフォーマンスの向上に重要な役割を果たします。無酸素トレーニングストレスとは、1つの運動で身体の無酸素システムに生じるトレーニング刺激のレベルを指します。高強度トレーニングは、無酸素システムを刺激するので断続的に実施することができます。この時に発生する無酸素性トレーニングストレスは、ランニングスピードの向上に寄与します。
Aerobic Anaerobic Training Stress
回復時間 / 回復レベル

回復時間とは、トレーニングストレスによる疲労から完全に回復するために必要な時間のことです。回復レベルは、1回のトレーニング後の身体回復の度合いを反映します。高負荷のトレーニングでは、より長い回復時間が必要となります。回復時間の長さは、運動前に残っている回復時間に、直近のトレーニングによるトレーニングストレスを加えて計算されます。

Recovery Time Degree of Recovery
安静時心拍数
安静時心拍数とは、人が起きて安静にしているときに測定される安定した心拍数を指し、健康状態を把握するための重要な指標となります。ファーウェイのスマートウォッチは、安静時の状態を自動的に記録し、安静時心拍数データを取得することができます。運動疲労や睡眠不足などの問題が発生すると、身体を回復させるために高い代謝レベルが必要となり、安静時心拍数は高くなります。また、トレーニングの観点からは、トレーニングの負荷や休養不足による身体への負担を判断するために、安静時心拍数を参考にしています。
Resting Heart Rate
心拍数の回復

回復心拍数とは、ワークアウトとは異なる時間帯の心拍数と運動中のピーク心拍数との差のことです。運動後の回復心拍数の時間とステータスは、ランナーのトレーニング負荷への適応能力を測定するために使用することができます。ランナーの運動後の心拍の回復が速いほど、有酸素運動能力が高いことを意味します。ファーウェイのスマートウォッチは、活動終了から1 ~ 2分後の回復心拍数を自動的に計算・記録し、有酸素能力や体力回復力を評価することができます。

Heart Rate Recovery
最大酸素摂取量 (VO2 MAX)

最大酸素摂取量 (VO2 Max) とは、激しい運動中に利用できる最大酸素摂取量のことを指します。一般に、最大酸素摂取量が多いほど、運動時のエネルギー供給効率が高く、運動パフォーマンスが高いと言われています。従来の測定方法では、被験者が運動疲労の状態に達する必要がありました。しかし、ファーウェイのスマートウォッチを用いれば、PPGセンサーとデータに基づいて、最大酸素摂取量を正確に推定することができます。最大酸素摂取量は、持久力運動の評価において重要な基準となりますが、パフォーマンスの指標はそれだけではありません。総合的な体力の向上、技術の習得、科学的かつ体系的なトレーニングが、パフォーマンス向上のカギを握っています。

maximum oxygen uptake
トレーニング指数 / 体力 / 疲労度指数
トレーニング指数とは、定期的に行われた体系的なトレーニングにおける体力と疲労の長期的な変化に基づく運動性能の推定値のことです。トレーニングインデックスは、体力だけでなく、疲労の影響も受けます。長期的なトレーニングでは、トレーニング状況を改善するタイミングを見極めるために、効果的なトレーニング刺激と適切な休養の組み合わせが必要です。トレーニング指数は、長期的なトレーニングの効果を測定し、レース前のトレーニング調整の参考とするものです。ランナーは、トレーニング指数の範囲や変化により、トレーニング計画の状況や効果を知ることができ、トレーニングを適切に調整することができます。
Training index
トレーニング指数
活動能力指数
3以上
0.5 ~ 3
-6 ~ 0.5
-16から-6
-16以下
悪い
平均
未満
平均
良い
とても良い
各状態の説明
とても
良い
目標とするトレーニング段階を経て、トレーニングの軽減など調整を行ったことで、運動パフォーマンスが最良の状態です。競技に出たり、自分の力を試したりするのに適したタイミングです。
良い 身体は回復しています。良好なパフォーマンスを発揮することができます。
平均 身体がこのレベルに適応しており、通常のトレーニングを簡単に終えることができます。
平均未満 身体にはある程度の疲労が蓄積されており、トレーニングで負荷の影響を感じます。通常はトレーニングの減量や休養が推奨されますが、定期的なトレーニングとして、一定期間意図的にトレーニング負荷を高め、その状態に合わせてトレーニングを調整することで、トレーニング軽減期間後にトレーニング指数を大きく上昇させることが必要な場合があります。
悪い 身体が限界に達しています。休憩することを推奨します。
Develop training plan
現在の実力と希望する目標に合わせた定期的なトレーニングプランの立て方
パーソナルAIランニング
コーチ
AIランニングコーチでは、個人の生理的指標、走力レベル、トレーニング条件などから、各個人に合わせたトレーニングを提案し、大会目標やトレーニングサイクルに合わせて、難易度の異なるワークアウトを提案します。
personalised running plan
personalised running plan
科学的なトレーニング計画

運動能力を最も効果的に向上させるためには、トレーニングの負荷を徐々に高めていくことが必要です。ただし、トレーニングの負荷が急に重くなると、体が適応するのに時間がかかり、トレーニング効果が低くなる上、ケガの可能性も高くなります。しかし、トレーニング負荷を同じ程度で維持したままだと、身体が適応した後、身体能力の大幅な上昇が見込めません。

マラソンのトレーニングでは、全体のトレーニング計画を、ベース期、向上期、定着期、減量期に分け、各段階のトレーニングは、具体的なトレーニング目標を達成するために計画・提案されます。

scientific training plan
筋力トレーニングの紹介
充実したランニングトレーニングプランの一環として、筋力トレーニングは非常に重要です。上肢、下肢、体幹を適切にトレーニングする必要があります。筋力の向上は、ランニングフォーム、安定した体幹、正しい着地に役立ちます。筋力トレーニングは、筋持久力のレベルアップ、運動効率の向上、運動リスクの低減のために、トレーニングプランに導入されます。
フェーズ
トレーニングの目的
主なコース
基礎
トレーニング適応、基礎持久力
イージーランニング、有酸素ランニング、中距離ジョギングなど。
強化
VO2 Maxレベルおよび有酸素持久力の向上
高強度インターバル、有酸素運動、長距離ジョギングなど。
適応
乳酸閾値と長距離有酸素持久力の向上
リズムランニング、インターバル走、長距離ジョギングなど。
調整
ペース配分と試合前の調整
マラソンペース走、イージーランニングなど。
トレーニングプランを状況に
合わせて調整
トレーニングプランへの取り組みには、個人の能力差、トレーニング状況、休養・疲労状況、日常生活のストレス要因、心理的影響など、さまざまな要因が影響します。トレーニングプランには一定の調整幅があり、状況によってダイナミックにトレーニングを自動的に調整してくれるため、ランナーが自分に合った方法でトレーニングプランをこなすことができるようになります。
Introducing Strength Training
master the correct running posture
正しいランニング姿勢を身につけるには
HUAWEI S-TAGは、ランニング姿勢を高精度にモニタリングすることができ、ファーウェイと国立スポーツ科学センターが共同開発したランニング姿勢の改善アドバイスと組み合わせることで、ランニング姿勢の改善とパフォーマンスの向上に大きく貢献します。HUAWEI TruSportTMは、ランニング姿勢のデータからランニング能力を分析し、パフォーマンスに影響を与える要因やけがを予防するための方法を説明し、より少ないエネルギーでランニング効率を向上させるためのアドバイスを提供します。
ピッチ
特定のペースで走る場合、ピッチが高いとストライドが小さくなり、重心の変動が少なくなるため、着地の衝撃が効果的に軽減され、膝を痛める確率が低くなります。また、ウィンドスプリントでは、短期的なスピードを追求するあまり、ピッチが高すぎることによる大きなエネルギー消費が見過ごされがちです。長距離走では通常、1分間に180歩程度のピッチが推奨されています。ピッチがこのレベルであれば、心拍数とエネルギー消費は低く、ランニング効率は高くなります。
Cadence
接地時間

一歩の時間(1/歩数)=滞空時間+接地時間

ランニングでは、足を地面から離して初めて前進するため、足が地面に接している時間が長ければ長いほど、ランニング効率は悪くなります。

したがって、ランニング効率を上げるには、接地時間を短くすることが重要な鍵です。トレーニングの前後で接地時間を比較することは、トレーニングの効果測定に欠かせない行為です。

Ground Contact Time
接地滞空時間比
接地滞空時間比とは、滞空時間に対する接地時間の比です。接地滞空時間比が小さいほど、一歩一歩の着地移行時間が短くなります。走る姿勢が軽くスムーズであればあるほど、ランニング効率は高くなります。一般的に、トップマラソンランナーの接地滞空時間比は約1.0、トップスプリンターの接地滞空時間比は約0.5、一般ランナーの接地滞空時間比は約2.0です。
Flight Ratio
接地時間÷滞空時間=1.25
接地
滞空
上下動

上下動とは、ランニング中での身体重心の上下運動振れ幅の高さを指します。一般的に、揺れが大きいほどエネルギーの浪費が大きくなります。たとえば縄跳びでは、いくら高く跳んでも前方への運動が得られず、筋肉への負担が大きくなります。そのため、揺れが大きいほど効率が悪くなり、足にかかる衝撃も大きくなるため、ケガのリスクも高くなります。

しかし、上下動が小さすぎると、滞空時間が短くなり、ストライドが小さくなり、スピードが低下します。したがって、上下動を低く保ちながらストライドを大きく保つことが、エリートランナーの目標です。2人のランナーが同じペースで走っている場合、上下動が小さいランナーの方が、効率が高く、筋肉への負担が低く、疲労やけがのリスクを抑えることが可能です。

ランナーは、疲労後の脚力低下により上下動の減少に気づいた場合、筋力トレーニングを加えるべきでしょう。

Vertical Oscillation
上下動=8.6 ㎝
上下動比
上下動比とは、前に延びるストライドに対する上下動の振幅の比率です。ランニング効率を評価するための指標であり、同じ歩幅であれば、上下動比が小さいほど、垂直方向に費やされるエネルギーが少ないため、前進運動が大きくなり、ランニング効率が高くなります。
Vertical Ratio
ストライド=1.14 m
垂直負荷率
垂直荷重率とは、アクティブピークの20%から80%の間の鉛直地面反力曲線(vGRF)の平均傾き(単位:BW/s)のことを指します。垂直荷重率が大きいほど、着地時の衝撃力の増加速度が速くなり、けがのリスクが高くなります。
Vertical Loading Rate
スイング角度
走っているとき、脚を後ろに蹴り上げると、モーメントアームの長さを短くすることができ、それによってスイングのスピードを上げることが可能です。スイングスピードが速くなると、多くのランナーはスイング角度を大きくします。しかし、スイング角度を大きくしすぎると、スピードを上げるどころか、体のエネルギーを余分に浪費するだけなのであまり好ましくありません。

望ましスイング角度

• ジョギング時は70°

• ミドルスピード時は90°~110°

• ハイスピード時は110°以上

Swing Angle
GCTバランス
GCTバランスとは、左足が地面に触れている時間と右足が地面に触れている時間の比率です。ランニングの際に左右の足が地面に触れている時間のバランスになります。理想的な値は左右ともに50%です。左右の差が小さければ小さいほど、ランニング時での左右のバランスが優れていることを表します。長期にわたって左右のバランスが悪いと、片側の足を痛めるリスクが高まる可能性があります。

•> L51.5
- 左足が地面に長く触れている

•L50.6-L51.5
- 左足の接地時間がわずかに長い

•L50.5-R50.5
- 左右の接地時間のバランスが良い

•R50.6-R51.5
- 右足の接地時間がわずかに長い

•> R51.5
- 右足が地面に長く触れている

GC Time Balance
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