この信頼性のおかげで、距離やペースから標高や心拍数まで、ワークアウトを様々な角度から追跡できます。後で、セッション全体を分析して、改善ポイントを確認することも可能です。私のような持久系アスリートにとって、このレベルのデータが利用できることはパフォーマンスに大きな差を生みます。一歩一歩がすべて集計されるという信頼を持てるため、すべての努力が非常に重要になります。

b) ルート分析のインポートとシミュレーション：
知らない道を走るときでも、ウォッチで事前にルートをインポートして確認しておけば、安心です。

トレーニングを終えたある午後、HUAWEI WATCH GT 6 Proで屋外ランニングの履歴を軽くスクロールしていました。自分の統計データ（距離、ペース、心拍数）を確認するのが好きです。しかし、その日は、ちょっと気になってメニューを試してみることにしました。ただあちこちタップしてウォッチの他の機能をチェックしただけですが。

そのとき、「ルートファイルをエクスポート」という機能に気付きました。どうなるかよく知らずにその機能をタップすると、屋外ルート全体を保存して、後で再利用できることに気付きました。このウォッチにそのような機能があることは思いもしていなかったので、正直驚きました。

数日後、その機能を実際に使ってみることにしました。HUAWEI Healthアプリからお気に入りのトレーニングルートの1つをウォッチにインポートしてから、ランニングに出かけると、ウォッチの画面にそのルートが正しく表示されました。進路変更も標高の変化もすべて表示されたのです。さらに、リアルタイムにルートを案内してくれるので、スマートフォンを確認したり、道に迷う心配をしたりすることもなく、同じルートを辿って戻ることができました。

今ではこの機能を常に使用しています。特に知らない場所でのレースでは、事前にコース全体をプレビューしてシミュレーション練習ができるので、非常に重宝しています。上りや下り、急カーブがどこにあるか事前に把握できますし、レース当日は、ルートに見慣れた感覚を覚えます。

この機能を偶然発見したことで、これまでに使用した中で最も実用的な機能の1つになりました。ウォッチがひそかに自分だけのルートプランナー兼コーチになったみたいで、より効果的にトレーニングを行い、自信を持ってレースに望めるようになりました。

c) チェックポイント予測

パンガレンガンでのトレーニングでは多くのルートが利用できます。衝撃を減らす柔らかい草地の広がる茶畑や高速運動向きのアスファルト舗装道路、体力強化に適した起伏に富んだ地形などです。ここでは、HUAWEI WATCH GT 6 Proの「チェックポイント予測」機能が極めて有効です。給水ポイントや標高の変化、主要なコーナーをHUAWEI　Healthアプリで印を付けて、ウォッチに同期すると、トレーニング中にこれらのチェックポイントに近づいたら、実際のレースさながらにウォッチが通知してくれます。フルマラソンの選手の場合、給水所が記された公式レースマップがそのまま表示されるので、レース当日に必要になるのと同じレベルのプランを作成してトレーニングできます。

d) ペース補正

トレーニングで特にありがちな課題が、ペースを一定に保つことです。最初の1kmが速すぎたり、遅すぎたりして、後で調整を余儀なくされる場合が多いのです。ランニング中にペースのずれを即座に計算しようとすると、気が散ってフォームに集中できなくなります。この問題を解決するのが、HUAWEI WATCH GT 6 Proの「ペース補正」機能（「タイムを詰める/遅らせる」と表示される場合もあります）です。ウォッチがスプリットを自動的に追跡し、目標のペースからのずれ幅を正確に表示します。これにより、インターバル走やテンポラン、ロングセッションで一定のペースを保てます。

さらに、持久系アスリートとしてトレーニングする場合、 パフォーマンスで重要なのはスピードや心拍数だけではありません。両足と垂直振動のバランスなどのランニングフォームも同じく重要です。効率性や長時間の持久力に直接影響するからです。HUAWEI WATCH GT 6 Proは、結果の意味を教えてくれたり、インサイトの提供もしてくれます。足のバランスや垂直振動などのランニングフォームに関する指標をモニタリングすることが、パフォーマンスと負荷のかかり方の把握、双方の鍵となります。両足のバランスのわずかな崩れでさえ、筋肉の過負荷や長期的な張りを招くおそれがあります。また、過度な反発力は前に進むために使うべきエネルギーを無駄にします。

バランスのチェック

垂直振動のチェック

HUAWEI WATCH GT 6 Proを使用して、これらの項目を詳細に測定することで、効率性や経済性、安定性を向上させることができます。かすかなバイオメカニクス情報を明確なデータに変え、ストライドがスムーズかつバランスがとれていて、エネルギーを節約できているかどうかを教えてくれます。

e) 心拍数とバッテリーのパフォーマンス

HUAWEI WATCH GT 6 Proの心拍数モニタリング機能も強化されました。測定の精度とレスポンスが向上したため、ワークアウトの強度と身体の状態をリアルタイムに結びつけることができます。チェストストラップや余分なアクセサリーの必要性が減り、ウォッチが必要なインサイトをすべて提供してくれます。この精度向上にもかかわらず、HUAWEI WATCH GT 6 Proのバッテリー持続時間は最大21日です。高地での長期トレーニングキャンプやマラソンの準備では、この信頼性が極めて重要です。