プライバシーを管理するために、当社はさまざまなツールや機能を提供しています。端末を保護し、他の端末またはアプリと共有する個人情報や位置情報を管理できます。
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画面ロックとパスワードを使用して、端末のセキュリティを強化できます。画面ロックとパスワードは、非可逆アルゴリズムに加え、一意の端末ハードウェアキーを使用して端末に保存され、十分に保護されています。画面ロックとパスワードの作成および検証は、すべて端末上の隔離された領域で実行されます。また、パスワードが総当たり攻撃によって破られないようにするために、EMUIは誤ったパスワードの入力回数を制限します。また、画面ロックとパスワードは個人情報の暗号化と保護にも使用され、パスワードの検証なしにストレージデータへ不正にアクセスする試みを効果的に防止します。端末を再起動した場合、または3日間パスワードを入力しなかった場合、システムは生体認証(顔認証、指紋認証など)による画面のロック解除を許可せず、端末のロック解除にはパスワードを入力する必要があります。
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指紋は、人間ひとりひとりに生理学的に固有のものであり、主に本人確認やその他の重要な目的で使用されます。指紋を使用して本人確認を行い、端末の画面をロック解除できます。指紋画像入力、前処理、指紋特徴抽出、指紋テンプレート生成、指紋認証のすべての処理は、セキュアで、隔離された、信頼できる環境で実行されます。その後、指紋画像は特徴テンプレートに変換されて、暗号化され、Androidまたは他のアプリではアクセスできない、セキュアで隔離された領域に保存されます。指紋データは隔離ゾーンに保持され、クラウドサーバーまたは端末外の他の場所には保存されません。
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顔認証は、スキャンおよび記録された顔の特徴に基づいてユーザーの身元を検証する生体認証テクノロジーです。自分の顔を使用して端末のロックを解除したり、支払いを確認したりすることができます。顔画像取得、特徴抽出、特徴比較、特徴データ保存などのすべての重要な機能および処理はすべて、セキュアで、隔離された、信頼できる環境で実行されます。顔の特徴から変換された特徴テンプレートは、暗号化され、高強度の暗号化アルゴリズムの下でセキュリティレベルの高いゾーンに保存されます。ユーザーの顔識別データはご利用の端末から決して持ち出されることはなく、クラウドサーバーにアップロードされたり、ご利用の端末の外に保存されたりすることもありません。
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EMUIは、同じHUAWEI IDにログインしている端末に対して端末認証サービスを提供しており、ユーザーは同じHUAWEI IDの下の信頼された端末に対してLAN上でセキュリティ認証を行うことができます。また、BluetoothとWi-Fi P2Pを介して、同じHUAWEI IDにログインしている端末間でアクセスポイントとファイルを安全に共有することもできます。
同じHUAWEI IDにログインしている端末は、認証および承認の目的で信頼できる公開鍵認証プロトコルを使用し、端末の正当性を保証します。個人情報のセキュリティ保護のため、このような端末間のデータ転送はすべて、双方で取り決めたキーを使用して暗号化されます。
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プライバシーを保護するため、MainSpaceから完全に隔離され、暗号化された領域を提供しています。これをPrivateSpaceといいます。ユーザーは、MainSpaceからアクセスできないPrivateSpaceに最も重要なデータを保存できます。また、PrivateSpaceとMainSpaceの間でファイル(動画、音声、画像ファイルなど)を簡単に転送することもできます。
ロック画面からPrivateSpaceのパスワードまたは指紋を使用して、すばやく簡単にアクセスできます。PrivateSpaceにアクセスする方法は他にないため、許可されていないユーザーは個人情報にアクセスできません。
PrivateSpaceには、PrivateSpaceパスワードを忘れた場合のパスワードリセット機能もあります。PrivateSpaceに入り、[設定] > [セキュリティとプライバシー] > [PrivateSpace] > [パスワード保護]に移動して、PrivateSpaceパスワードを設定します。パスワードを忘れた場合、MainSpaceに入って、[設定] > [セキュリティとプライバシー] > [PrivateSpace]に移動して、[パスワードを再設定]をタップし、PrivateSpaceパスワードを再設定します。
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パスワードのキーチェーンでは、アプリのログインおよびパスワード情報を保存し、自動的に入力できます。パスワードのキーチェーンで保存されたアプリのログインおよびパスワード情報は、暗号化され、端末内にのみ保存されます。クラウドにはアップロードされません。
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HUAWEI IDを使用して、すべての利用可能なHuaweiサービスにログインできます。
HUAWEI IDにログインして、HUAWEI Cloud、HUAWEI AppGallery、HUAWEI Video、HUAWEI音楽アプリ、およびその他のサービスにアクセスできます。当社は、HUAWEI IDのセキュリティを非常に重視しています。HUAWEI IDパスワードが破られることを防止するため、スペースを含まない8文字以上で、文字、数字、記号のうちの少なくとも2つを含む、強固でセキュアなパスワードを作成する必要があります。また、さらに文字と句読点を追加することで、パスワードのセキュリティレベルを高めることもできます(最大長:32文字)。HUAWEI IDパスワードが漏洩したと考えられる場合は、すぐに変更してください。
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ユーザーの個人情報をより良く管理するため、当社はHuaweiアカウントセンターでデータおよびプライバシー管理専用の新しいツールを提供しています。このようなツールによって、個人情報の変更、HUAWEI IDの無効化、個人情報のコピーの取得、HUAWEI IDの削除を要求できます。現在、世界100以上の国と地域で利用されており、今後もさらに多くの国と地域に展開していきます。
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2要素認証は、アカウントを保護するための追加手段であり、HUAWEI IDをセキュアに保つ最善の方法です。
アカウント保護を使用した場合、HUAWEI IDは信頼された端末からのみアクセス可能です。新しい端末からHUAWEI IDに初めてログインするときは、パスワードとセキュリティ確認コードの両方を入力する必要があります。確認の完了は、この端末を信頼することを意味します。たとえば、すでにHUAWEI M2をお持ちで、新たに購入したHUAWEI P10からHUAWEI IDにログインする場合について説明します。HUAWEI P10でHUAWEI IDにログインすると、パスワードだけでなく、HUAWEI M2に自動的に表示されるセキュリティ確認コードも入力するように求めるプロンプトが表示されます。この認証メカニズムは、HUAWEI IDとアカウントサービス(Cloud、AppGallery、ウォレット、GameCenterなど)のセキュリティを大幅に強化します。
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HUAWEI AppGalleryからインストールされたアプリは、正しく機能するために、ストレージ、連絡先、位置情報、カメラ、およびその他の権限へのアクセスを必要とする場合があります。アプリを初めて使用すると、アクセス権限の要求と関連する指示がポップアップ表示されます。指示を一読した後、権限を付与するかどうかを選択できます。アプリにアクセス権限を付与した後、[設定]に移動して、いつでもアクセス権限を取り消すことができます。
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位置情報サービスでは、GPS、Wi-Fiアクセスポイント、基地局、およびその他のリソースを通じて、ユーザーの現在地を判断しています。位置情報サービスを有効にすると、ユーザーの現在地に応じて、より正確なナビゲーションガイドや現地の気象情報を提供できます。アプリは、明示的な同意がある場合にのみ、位置情報にアクセスできます。アプリが位置情報にアクセスすることをいつでも禁止できます。
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[プライベートモード]を有効にすると、プライバシーを保護するために、ブラウザは閲覧履歴、検索履歴、クッキー、入力したオンラインフォーム、およびその他の情報の記録を停止します。
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毎日の端末の使用時間やロック解除回数を把握できるよう、デジタルバランスでは、アプリの利用状況に関する統計情報、画面を見ている時間と睡眠時間の管理を提供しています。また、特定のアプリの使用可能時間を設定したり、ユーザーが設定した睡眠時間帯でのアプリへのアクセスを制限したりすることもできます。端末の画面が灰色に変わるか、睡眠時間帯にアプリへのアクセスが制限されるため、家族と一緒に過ごす時間、またはエクササイズや休息の時間を長くすることができます。アプリの利用状況に関する統計情報、端末のロック解除回数、画面を見ている時間の管理スケジュールは、端末内に保存されており、いかなるサーバーにもアップロードされません。
お子様の画面を見ている時間と睡眠時間帯を設定したり、ウェブサイトをフィルタリングしたり、お子様による設定の変更やデジタルバランスの無効化を防止するためのペアレンタルコントロールパスワードを作成したりすることができます。また、お子様の端末を連携させて、お子様の位置情報を追跡させることもできます。この機能の使用に先立って、当社は位置情報、端末情報、およびお子様の端末でログインしているHUAWEI IDにアクセスする権限を求めます。権限を得た後、このデータは暗号化され、Huaweiのサーバーに送信されます。画面を見ている時間の管理はいつでも無効にして、上記のデータの収集を停止できます。
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写真、録音、カレンダー、連絡先、リマインダーなど、HUAWEI Cloudに保管されているすべてのデータは、送信中または当社のサーバーに保管されるときは暗号化されています。
個人情報を保護するために、Huaweiはエンドツーエンド暗号化テクノロジーと、暗号化キーとデータを別々に保存する先端技術ソリューションを使用して、複数のセキュリティ保護レイヤーを確保します。当社が慎重に選定したサードパーティベンダーのストレージサービスを使用する場合、保存されたデータを暗号化し、ベンダーに復号キーを開示することはありません。当社では、ベンダーが個人情報にアクセスできないようにするために、Huaweiが所有するデータセンターにのみ復号キーを保管しています。対応するデータオプションを有効または無効にすることで、端末とHUAWEI Cloud間の個人情報の同期方法、ならびにデータのバックアップ方法および削除方法を管理できます。
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個人情報を管理下に置くことは、プライバシーを保護する上での鍵となります。Huaweiが提供するオンラインプライバシーツールを使用すると、HUAWEI IDにリンクされた個人データを管理し、個人情報のコピーを要求し、アカウント情報を簡単に変更および削除することができます。このツールを用いることで、情報を完全に管理しながら、さまざまなHuaweiモバイルサービスを利用できます。
サービスの内容および具体的な機能は、国や地域によって異なります。ご利用の端末で実際のサービスやアプリをご確認ください。